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2013年1月14日月曜日

今年の初本番、終了!




アルザス地方にあるドイツとの国境にほど近いWissembourg。
毎年8月末〜9月初めにかけてこちらで行われている音楽祭に
2008年からほぼ毎年参加させていただいてます。
(写真は音楽祭で訪れた際に撮ったもの。週末にはドイツから沢山の観光客が
「歩いて」やってきます!)

それに加えて去年の1月、そして今年も1月にリサイタルで呼んでいただきました。
来て下さるお客様の中には顔なじみもちらほらと。
今回は初めて弾く会場だったので(+ピアノの状態が「ムムム・・」だった。)
リハーサルの短い時間で色々と掴みきるのに苦労しましたが
本番では良い緊張感と開放感の間で演奏出来たかな、と思います。

本当に毎回毎回の本番で感じるのは、演奏者と作品と聴衆の三位一体。
昨日は特にそれを実感しました。
演奏会を作るのは音を出す私一人なのではなく、やはり聴衆の方が作り出す空気も
重要な役割を担っているな〜、と。
それを素早く耳と感覚でキャッチして、またこちらから音に乗せて伝える。
そのキャッチボール的な作業が昨日は楽しかった!

そして大好きなモーツァルトで納得のいく演奏が出来たのは収穫!でした。
今回のプログラムはこれまでに弾き込んできた曲が割合多かったのですが
練習中にはまるで閃かなかった様々なアイディアが、突如本番の舞台上で
降ってきたりして、その瞬間的なワクワク感に久々にテンションアップ!
これだからコンサートで弾くのはやめられないのですな〜。
もちろん収穫があった分、反省点も多々あります故、これからの勉強の励みにします。
そして終わった後の疲労感もなかなかのものでした・・。
終演後に飲んだビールの美味しかった事!!!五臓六腑に染み渡りました。
(ドイツに近い分、ビールの質が良いのです!フランスでは貴重。笑)


一緒に来てくれた夫と息子は、うっすらと雪が残る街を探索して
久々にパパと息子2人っきりの時間を満喫したようでした。
1歳〜2歳にかけての時期は、コンサートに連れて行きリハーサルの場に立ち合うと
いつも楽器に向かう私(や夫)の姿を見て泣いていた息子。
最近ではすっかり私たち夫婦がやってる仕事の事も理解してくれるようになって
「ママ、これからおしごと。コンサート、ピアノひくよ」と自分に言い聞かせている姿に
昨日はその成長ぶりを感じました。
あと数年したら会場で聴いてくれる日が来るのかな。


次にこの街を訪れるのは8月。リサイタルに室内楽に盛りだくさんのプログラムです!
また一歩一歩、進んでいきます。






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